iPhone OS 3.0+TouchTodo 3.03の組合せを検証してみる♪

Todoアプリはホント激戦区です。個人的な評価で良作アプリ(ポチってるアプリのみ)をカテゴライズすると以下な感じになります。ちなみに私の場合、Webサービス連携はTodoはToodledo、カレンダーはGoogleを使ってます。

  • domo Todo(無料)→iPhoneWiFiによるPC操作
  • domo Todo+(350円)→iPhoneWiFiによるPC操作
  • Appigo Todo(1200円)→Todo連携
  • Toodledo(350円)→Todo連携
  • TouchTodo(230円)→カレンダー連携
  • Pocket Informant(1500円)→Todo+カレンダー連携


どれも甲乙付けがたいアプリ群なんですが、iPhone OS 3.0時代において、私が注目しているのはGoogleカレンダーと連携するアプリ群。上記で言えばPocket InformantとTouchTodoだったりします。理由は、以下の通り。

  • Toodledoが単なるバックアップに思えてきた(PCで使わん)
  • CavDAVによるカレンダー連携が秀逸(色分けとか)
  • MMSによる中身を含めた通知が良い感じ


domo Todo+のカレンダービュー機能も魅力的で、これはこれで紹介したかったんですが、abiphoneabさんdonpyさんが力作レビューを書かれていらっしゃるのでそちらを見て頂ければ良さが伝わると思いまする!


前置きが長くなりましたが、今日は丁度バージョンUPされて以前の課題(繰返しや起動画面が固定など)をクリアしたTouchTodo 3.03をご紹介します。このアプリの最大の特徴は、GoogleカレンダーにTodoを同期してくれるところ。ということで、まずはGoogle側の設定を見ていきます。


予め言っておきますが、長文です。ご容赦をm(_ _)m


TouchTodoカレンダーの作成



まずは通常使ってるカレンダーと混在しないよう(いつでも消せるよう)カレンダーを新規に作成します。名前は「TouchTodo」としました。



次にカレンダーの設定で通知をMMSに送るように設定します。手順としては確認コードを送信するとiPhone側に確認コードが送られてくるので、そいつを再び下の画面で登録してあげればOKです。



次にTouchTodoの詳細画面の中で「通知」タブを選び通知方法を「モバイル」に設定します。これでTodoの内容がMMSに通知されるようになります。MMSの通知は、通常のポップアップ通知と比較して内容まで送られてくるのでポップアップで見やすいし、ログにもなります。



最後、上の画面のカレンダーID以降の一連の文字列を「https://www.google.com/calendar/dav/文字列/user」の部分に当てはめ、出来上がったURLをメール本文にコピーして、iPhoneへ送信。で、iPhone側でメールを受信して、URLをコピーしてからCalDav設定をします。



iPhone「設定」「メール/連絡先/カレンダー」「アカウント追加」「その他」「CalDAVアカウントを追加」と進み、サーバのところに先ほどコピーしたURLを貼り付け、ユーザ名にはGoogleアカウント、パスワードにはGoogleパスワード、説明にカレンダー名称を適当に編集。ここまですれば、標準カレンダーに新たなカレンダーが追加されているはず。以上で準備完了。


TouchTodoのアプリ評価
いよいよTouchTodoを触ってみます。設定からご紹介。



起動時は何にも設定されていないんで「FAQ/Settings」タブへ移動。「Settings List」を選びます。



App Badge Numberは、アイコンバッジの設定。When App Launchは、起動時の設定です。今回のバージョンから最後に開いていた画面を開くというオプションが加わったのが嬉しい点。今までは毎回辿る必要があったんで面倒だったのです。むっちゃ楽になりますw



Focus Viewの設定は昔からあった機能。TodoをFocusという見方で一覧化する時の設定です。Repeating Task。これが今回のバージョンからの機能でして、前回不満だったリピート機能の設定になります。例えば、毎日の繰返しタスクを登録した際に、Todo上には何個までNextタスクとして表示しますか?という設定です。Google側は普通に繰返しタスクが登録されています。



Sync Settingsは、同期期間や同期通知のリマインドをどこにするか設定できます。User Content Colorは、文字色の設定。お好みで。



TouchTodoには、Projectという機能があってTodoのリストを束ねたり、Contact ListやNotesを束ねたりできます。Contact ListやNotesはあまり使わないかもしれませんが、Projectを作る際に、恐らくTodoのリストは誰でも作るんだろう...ということでProjectを作った時にTodoのリストも一緒に作る?という設定ができます。


それから、TouchTodoはGoogleカレンダー(つまり日付ありき)を基本としている為、日付なしのTodoの扱いをどうするのかというのもポイントになります。Completed...の設定は(恐らく)日付なしTodoの完了をログとしてGoogleカレンダーに保存しておくか?という設定だと思われます。


以上、設定だけで疲れ気味...。


次、中身の話ですが、基本機能は従来のTodoアプリと一緒なんで、それほど説明しないで良いかなと思ってます。違和感なく、サクサク動くし不満も見あたりません。特徴は、Googleカレンダーとの連携ですので、iPhone OS 3.0の便利さと組合せることで真価を発揮するんじゃないかなと思ってます。



Todoタブ。Focusの見方もできます。



タスク一覧とProject一覧の画面。タスクとProjectは互いに紐付けることができ、Projectからタスクを登録したり、タスクからProjectを指定したり(指定しなくても構いませんが)することで関係を定義できます。尚、タスク一覧やProject一覧は、シェイクするとソート順が選べ、再起動しても覚えててくれます。前回までは覚えててくれなかったんで嬉しい点です。



タスク登録。実はこのアプリ。タスク名や場所やProjectがテンプレートを持っていて入力補完になるんです。ちなみにcを入れるとCallというタスクが選べたり...。結局、英語なんで使いませんが(;^ω^)



最後。同期の方法ですが、自動同期はしません。ボタンを押すことで同期されます。Speed Syncとは、前回と同じ設定で同期する場合にONしておくとワンタップで同期してくれます。こいつをOFFにするとGoogle認証やどこのカレンダーに書くの?といったポップアップが出てくるので指定できます。


尚、双方向の同期ができるのか?という疑問も沸いたんで試してみましたが、TouchTodo→Googleカレンダーの一方通行の同期でした。だからこそ同期が速いんだと思います。ですのでGoogleカレンダー側は、あくまで参照のみ。ま〜、それはそれですっきりしてて良いかw


(7/9追記)
xazaさんよりコメントを頂きましてGoogleカレンダー側に細工をすれば、Googleカレンダー→TouchTodoの同期もできるようです。つまり、標準カレンダーからTouchTodoに入れることも可能ってことです。xazaさん、情報ありがとうございましたm(_ _)m


まとめですが、iPhone OS 3.0で標準カレンダーやMMS通知ができるようになり、カレンダーの利便性が向上してるので、TouchTodoも格付けも必然的に上昇するんだろうと感じています。それに前回バージョンで不満だった起動画面の指定や繰返しタスクの登録もスムーズ。何よりサクサク動きますし!!


domo Todo+も気になるんですが、TouchTodoも同様にしばらく使ってみようと思ってます。まだまだ激戦は続きそうです...。


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